“過去の教訓”は活きているのか?

東日本大震災から6年という月日が流れました。
この震災で、また震災後の厳しい生活の中、お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

巷では阪神淡路大震災が起こった1月17日や東日本大震災が発生した3月11日が近づくとにわかに防災関連番組の放送や防災行事がとり行われ、一時的に”防災意識”が高まります。しかしながら数日経つと何事もなかったのようにすぐにトーンダウンしてしまうのが常です。

愛する身内や親しい人が被災した経験をお持ちの方を除き、無意識のうちに働く『正常バイアス』というものが、人々の気持ちから悲しい出来事を遠ざけ「風化」へと導いてしまうんですね。

ところが、現実に被災された方々は”その日”以来、絶えず心の痛手や悲しみ・苦しみと闘いながらも復興・復旧へと全力を注いでおみえです。マスコミも1年のうちの数日ではなく、少しずつでも情報を流し続けてくれればと思うのですが…
それが「風化」を抑え「過去の教訓」として次世代の安全な暮らしへとつながるのではないでしょうか?

「いつ起こっても不思議ではない」とその発生が懸念されている”南海トラフ巨大地震”ですが、非被災地の皆さんにはまだまだ『明日は我が身』という気持ちが希薄であると思わざるを得ません。

【南海トラフ地震発生から1週間で食料9600万食・飲料水1億4500万リットルが不足、避難所生活者は500万人に上る】
『家庭での備蓄分と公的備蓄で食料が6340万食・飲料水は13億3000万リットルありますが、それでも約1万食・1.5億リットル足りなくなると想定されています。場合によっては闘争や餓死にもつながります。』

これはとある記事からの引用ですが、”行政頼み”の意識が強い非被災地ではまさにこうした状態(闘争・餓死)になりかねないと危惧しています。



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